蔓牛復活。厳冬の山村を行く。 New
- 阪南大学 曽根ゼミ
- 2016年3月17日
- 読了時間: 1分

新見市神郷釜村 三坂地区

平田さんの蔓牛

平田さんの牛舎。廃材で作られている。

平田五美さん。

平田さんのハーフ牛。冷めても脂肪が白く固まらない。
2016.2.15 菊池 健也
2月15日、中国山地は大雪だった。JR新見駅から神郷釜村までレンタカーで約40分。雪に包まれた平田さんの牛舎に到着。平田さんの牛は前に曲がった角、細い骨格、妊娠しやすくするために、あまり太らせない。平田さんはこじんまりした、母屋でホームごたつに当たっている熱源はファンヒーターからの空気。雪国ならではの生活の知恵なのかもしれない。
「これが安槙号。こっちが新槙号」
平田さんが作ったオスの蔓牛の写真を見せてくれる。
「40年かなー。学生さんもここへ来て、牛を飼ってみませんかー。ははははー。」
平田さんの系統牛とかけ合わせたハーフの牛の肉が届いたという。
早速料理をしてくれた。フライパンで炒めるだけ。日本の和牛らしい香り。
赤身の肉。歯ごたえもいい。日本の生産農家が霜降りの牛ばかりを目指し、日本の和牛は親戚といわれる時代。
日本の和牛の品種改良には、遺伝的にも遠く離れた平田さんの蔓牛が役に立つというのも説得力がある。
希少系統の平田さんの牛、国や行政の支援がかかせない。と感じた。
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